続いつも絶対向い風

ロードレース トライアスロン最弱の練習日誌

selle SMP forma

紆余曲折がありましたが、現在このサドルで過ごせそうという状態です。
つい最近まで早ければ30キロ弱でかなりの痛みがでていましたが、現在は擦れによる痛みが出る時がたまにあるものの、あのジャブを撃たれ続けたような痛み、骨身に沁みるような痛みはありません。
 
ONIX完成車に付いていたselle Italia SLという穴あきサドルは尾骶骨付近に痛みはないもの、尿道付近にシビレが出ることがあり、3月のアワイチ時にそのことについて話をするとformaを薦められたのが購入のきっかけです。
男として恐怖を感じる部分の痛みが解消できるならと、アワイチの翌日に購入に行き当日付け替えました。
 
最初のセッティングは説明書に記載のとおりに取り付けました。
サドル前部と後部に30センチの定規を橋渡しにし、この定規が水平になるようにしました。
固定位置はメモリの4に合わせて取りあえず様子をみることにしました。
 
変更後、乗ってみると調子はすこぶるいい。尿道部の痛みも全く無いしサドルの形状のせいか噂どおりよく足がまわりました。
とりあえずファーストインプレッションは良好。さすが数名の方々から生の声でお勧めされるだけの逸品。
と、思えたのはこの一回だけで、何故だか徐々に合わなくなってきて、坐骨部に痛みがでだしました。
 
とりあえずセッティングさえ合えば『まるでサドルが無いように感じる』との伝説を実現するためにできることはブログ巡回。ひたすら検索を続けました。
まず数名の方が書いていたのは
    サドル高を下げる→ましになった気がするけどダメ
次に
    後ろに下げる→いっときマシになった気がしたけど、結局痛い。腰も痛い。
今度は逆に
    前に出す→問題外
という感じでちょこちょこといじっていました。
ちなみにサドルを下げると引き足でハムが全く使えない気がしたので元の高さに戻しました。
 
どうセッティングしてもダメ。ほかのサドルを探すかと心が離れ始めましたが、諦めるには高級品だしデザインも気に入ってる。カンザキ走行会時にキャプテンやりょうさんも触ると「これは硬いw」と苦笑い状態のサドルはやはり僕のような初心者には無理なのかと心が折れていました。
とはいうもの次にどのサドルを試せばいいのか全く当てが無いので、とりあえずキャプテンが書き込んでくれていたフライトにするかなーと漠然と考えつつも、どうしても諦められない。
デザインと、そして色、赤というより紅色のサドルは他にそうない。
selle Italia SLRチームの白地に赤ラインがONIXのカラーとぴったりだしと自分に言い聞かせつつも、これもまた高い。
などとモジモジしていました。
 
その後は騙し~使っていたんですが、解決のきっかけはカンザキ吹田千里山店にROTORクランクに換装するために持ち込んだ時の雑談でした。
店長はformaではないけど、SMPサドルを使ってるので何で僕だけ痛いんだよという恨みを篭めて坐骨の痛みについて愚痴ってると、店長は僕がやってる水平の出し方じゃなくて『座面を水平にする』という水平の出し方をしていると判明しました。
 
さっそく水平器を使って座面、一番弓なりの部分を水平になるようにセッティングしました。
見た目は若干の前下がり状態で、この状態で乗るとハンドル方向に滑り落ちそうな感じがしましたが、今までの坐骨部の痛み、股間部(具体的に書くと袋の皮がサドル穴の角に挟まる痛みもあったんです)の痛みが無くなりました。滑り落ちそうな感じも慣れのもので現在は全く問題の無い状態です。
 
ぐたぐだと書きましたが、僕なりの解決方法であって万人が痛みから解放されるとは限りません。
しかしながら賛否両論があるサドルですが、星の数ほどあるサドルの中で信奉者が多く、且つプロチームで採用されているのですから決して際物ではないと思います。
何かの参考になれば幸いです。